IgG検査は、あらゆる慢性疾患の原因となっている食物を知ることで、自分に合った食生活の改善を実行するために有効なガイドとなります。
一般的なアレルギーは、「IgE抗体アレルギー」といわれ、食べ物を食べた直後に、湿疹や皮膚のかゆみ、呼吸困難などの症状を引き起こします。
一方で、食事後、2時間~数週間後に症状が現れる食物アレルギーがあります。
現れる症状は、
頭痛、肩こり、めまい、下痢、疲労感、肌荒れ、ニキビ、アトピー症状、多動などさまざまです。
このように、症状の出現に時間がかかり、かつ、比較的軽い症状を引き起こすアレルギーを、「IgG抗体アレルギー(遅延型アレルギー)」といいます。
症状が時間をおいてあらわれるので、アレルギーと識別するのは困難です。
ある臨床試験で、IgGでアレルギー反応のある食物を完全に食事から除くと、過敏性腸症候群、自閉症、注意欠陥(多動性)障害、のう胞性線維症、リウマチ性関節炎や癲癇などの症状が著しく改善したと報告されています。
グレートプレインズ研究所は、カンジタアルビカンス(真菌の一種)を含む下記94項目の抗体別アレルギー検査を行い、問題となるIgGアレルギーを調べます。
検査項目(94項目)
乳製品
カゼイン、チーズ、牛乳、ヨーグルト、乳清
果物類
リンゴ、バナナ、サクランボ、ココナッツ、ブドウ、キウイ、マンゴ、メロン、オレンジ、桃、梨、パイナップル、ストロベリー
穀物・豆類
大麦、そば、コーン、オーツ麦、米、ライ麦、小麦、麦グルテン、エンドウ、小豆、グリーン豆、味噌、大豆
魚介類
アワビ、カツオ、アサリ、カニ、アジ、コンブ、海苔、サバ、カキ、サンマ、サケ、イワシ、ワカメ、エビ、イカ、トロ
肉類
牛肉、鶏肉、ダチョウ、玉子、ラム肉、豚肉
ナッツ類
アーモンド、栗、ピーナッツ、ピスタチオ、ゴマ、ヒマワリの種
野菜類
タケノコ、ゴボウ、キャベツ、カリフラワー、ニンジン、セロリ、キュウリ、ナス、ニンニク、ピーマン、レタス、レンコン、 エノキ、シイタケ、オリーブ、タマネギ、ジャガイモ、カボチャ、ダイコン、ホウレン草、サツマイモ、トマト
スパイス
黒コショウ、カレーパウダー、ショウガ、マスタード、唐辛子、バニラビーンズ
その他
カンジタ・アルビカンス、ココア、コーヒー、緑茶、ハチミツ、ウーロン茶、ビール酵母
DBSフードアレルギー検査
血液採取IgGフードアレルギー検査は、乾燥血液スポット(DBS)による検体採取にも対応しています。
この方法は、従来の血液採取ができない医療関係者や患者にとって、非常に便利な採取法です。